人気ブログランキング | 話題のタグを見る

僕の名前は十兵衛・・11月5日生まれの4番目の息子です・・よろしくねっ。


by fumiyoo
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

エキスポランドでの出来事・・忘れられない。

今日はお昼に、年に一度ハワイから里帰りをする友達と嵐山で待ち合わせをしていました。お店からまず自宅に戻りパソコンのスイッチを入れました。そこにはAちゃんからのmailがありました。熱いものがこみ上げてきて返信したかったのですが時間がなくて私は急いで駅へ行きました。電車が行ったところでした。駅で待っている間に目頭がぬれてくるのを感じました。「旦那とケンカしたみたいに思われるわ」と一瞬思い、こらえるのに電車を待つ時間がちょうどよかった。

“エキスポランド”  忘れるもんですか、私はあの日、Aちゃんに話そうと覚悟を決めて息子やK君たちを連れて遊びに行ったんだから・・
あなたはまだ14歳でした。悩みました多感な時にこんな事が受け止められるだろうか?
傷つかないだろうか?私が言える立場なのだろうか?・・なるべく平らな言葉で自然に話そう・・お父さんの立場も少しは解ってほしい・・私たちは我々の立場でしかモノが言えない。誤解しないだろうか、憎まれないだろうか・・色々考えました。

お父さん達夫婦が話し合う為にあなた方2人をおばちゃん家に預けに来た時、Kは幼かったので、“お菓子買いに行こうか?”と言うとすぐに車から降りましたが
あなたは降りようとしなかった。お父さんが“Aちゃん、降りなさい”と言う、N子さんが“Aちゃん、降りて・・離しなさい・・”と泣きながら言っていました。あなたは“いやや!いやや!お母さんと一緒にいる、いやや、いやや、・・”と泣き叫んでお母さんの体から手を離そうとしませんでした。
私はあなたのその体を持って車から降ろしたのです。その、重みはずっと感じてきました。

だからこそ、エキスポランドで話そうと思いました。真実はひとつではありません。でも、周りの責任ある大人たちがお茶を濁すかのように、何も言わないのは卑怯だと思いました。
何時か、知る時が来るのなら、私の口から言おう、その方が傷口が早く癒されるのでは・・と考えました。男の子のKには過酷過ぎました。あなたなら、女の立場で少しは聞き入れられるだろうと、辛い現実でしたが、話そうと思いました。

私の出来る範囲はたいした事ではありません。あなた方を思う余りにお父さんとはよく、ケンカしました、おっちゃんとも言い争いになりました。

おっちゃんはお父さんに“お前は女の奴と付き合うのは良いけれど、決して結婚はもうするな”解ったな、と言わんばかりに、あなた方を引き取った時からクギを刺していました。
解るでしょう?おっちゃんが決め付けて言い渡した時の、お父さんの顔。真剣な男同士の話。おばちゃんはそこまで言ってもいいの?とさえ思いましたが、おっちゃんは真剣でした。
よく、おっちゃんは言っていました。「淋しい思いはさせるけれど、N子さんに付いて行った方が、もっと不幸になる」と。他人に気を使う生活より、片親になるけれどあいつはあいつ(ネズミさんのこと)で精一杯やってるつもりなんやし、あれでいいんや、それぞれの家庭の形や。ある意味、運命なんやから・・と。

私たちはそんな風にあなた達の事を心配したり、考えたのです。
お父さんは余り良い点数が取れる親ではないかもしれませんが、精一杯あなた達を
あの不器用さで大切に思っているんだと思います。

あなたが一歩づつ大人になれば昔の事も笑って話せる日が来ると思います。そんな風にたくましい大人になっていってほしいです。

PS:  おばちゃん流フライドチキンでよければいつでも教えますよ!まずは美味しい醤油を使って・・・
by fumiyoo | 2006-11-23 20:40