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僕の名前は十兵衛・・11月5日生まれの4番目の息子です・・よろしくねっ。


by fumiyoo
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それぞれの老後・・

「松本喜三郎一家物語・・・おじいちゃんの台所」フジテレビ。

5月4日みどりの日。祝日なのに仕事、でも夜は久方に面白い番組を見ることが出来た。
「よく働いてるねっ。」って誰かからの“ご褒美”なのか、大好きな三国連太郎がおじいさん役である。隣のおばあさん役が由紀さおり。旦那も最後まで見たいところだけど朝が早いのと「血圧」が心配なのでドラマの途中で立ち上がって寝室へ向かった。「見たいなぁ・・・」とボソッというのがかすかに聞こえた。

4人の娘は皆家を出て独立してやってる。
おばあさんに先立たれた80歳を迎えたたおじいさんが1人で生きてゆく様を描いたドラマ。
娘・近所の人・孫たちとの人間模様のなかでおじいさんは台所も洗濯も全ての家事をこなしてゆく。台風の時は体を張って若木の桜の木を守る・・それを見ていてブラブラしていた20歳の孫が「大学はやめて、植木職人になる」と決心する。

おばあさんに話しかける一人ぼっちの大晦日。
「人は己の意思とは関係なく生まれ、己の意思に反して死んでゆく。なぁ、ばあさん!こうして一人ぼっち。人は皆1人なんだねぇ・・」とおばあさんの遺影に話しかける。

「家族で一周忌を迎えたその席で
「来年もこの家で桜が見たい。またご迷惑かけますが一人でやって生きたいです。」とおじいさん。
嫁に行ってない三女が「私の生活の注意を聞きますか?」と冗談ぽく言う。
笑いながら皆でおじいさんが1人でやってゆく事を応援する。

ドラマは此処でお・わ・り。

いいドラマでした。
この様にいい間隔で他人や家族と接しながらあくまでも己の手で生きてゆく。
強がらず、弱音もはかず、適度に助けられながら・・己の感性のまま生きてゆく。
何と、理想的な老後だろう・・・

私も出来るだけ己の手で生きて生きたい。だからと言って意固地にならず他人さんや家族の助言を素直に聞ける・・受け入れられる年寄りになりたい・・・
そして、なによりも我が家で住みつづけたい。
何時も旦那とそう、話している。我が家で住み続けて最後を迎えたいねっ・・と。
マダマダと~~い話ですが・・

まずは健康管理から・・・かなぁ?
若者よ!たのんまっせ!!
それぞれの老後・・_d0088332_2350286.jpg

中国の三江の少数民族の老人である。編み笠のような帽子を被り、口にはパイプたばこをくわえて悠々たるものだ。今はどちらかいうと、若者、子ども中心の社会かもしれない。経験よりも、派手さ、変わり身、そして勝ち馬に乗れの時代である。老いゆくもの、負けゆく者には厳しい。老害は困るが、老人がゆったりと、そして毅然として暮らす社会が健全だと思う。

森信雄の写真ーープログよりお借りしましたーー
by fumiyoo | 2007-05-04 23:28